介護士のサービスの限界

介護をやっていて「もう無理!!」と毎回思うのが夜勤です。。

 トラブルが起きても、夜は看護師がいないために処置が遅れてしまうのです。

だから夜勤は何かあったらと不安だらけです。 

夜は転倒の事故が多いんです。

転んで怪我をされる方もいますが、

認知症の方がベッドから落ちて怪我をされることが多いです。

頭から血を流しているのを発見すると、こちらもパニックになります。

それにすぐに処置ができません。 
急変があっても何もできません。

高熱が出ても、このぐらいの熱にはこの薬を飲ませればいいと分かっていても、勝手に薬を飲ますことが出来ません。 

20年ほど前は検温・血圧測定・爪切りも医療行為となっていたのでやってはいけないことでした。

ですが、


 介護度が高い人ほど、自力で タンを切ることが出来ないので吸引が必要になります。

ですが目の前でタンが絡んで苦しそうにしている入居者がいても、吸引は医療行為とされるのできません。

吸引のやり方を知っていても、目の前に吸引機材があっても、20年前は医療行為になるのでできませんでした。(現在はこれらは看護師の指導の下で行って良いとされています) 

急変があれば夜中に看護師に電話をして、状況の説明をして、指示を仰ぐか、看護師の到着を待つか、救急車での搬送の手配をするしかないのです。

こんな感じでしたので処置が遅れてしまうので、とてももどかしい思いをしていました。

 家庭での介護ではやってもいいことが、施設ではやってはいけないという「医療行為」というものが介護の現場では大きな壁になっています。

現在でもインシュリンリン注射や摘便は医療行為となるので介護側にはサービスの限界を感じるのではないでしょうか。
 
他にも夜勤の介護はキツイ。体力と精神力の限界を感じます。

 施設によっては、紙おむつを終日使用だったり、昼は布で、夜は介護スタッフの負担を減らすためと、おむつを使用している人の安眠の為に紙おむつを使用したり、終日布おむつを使用する施設があります。


なぜかと言うと、濡れた感触が嫌でトイレでの排泄を促すことになり、やがて、おむつを外すことが出来る、

という理由で布おむつを使用しているそうです。

 確かに、濡れて、冷たいのが嫌だということでおむつを外すことができた人がいますが、

どなたも1人ではトイレにはいけない方ばかりなので必ず介助が必要になります。

 1人でベットから車いすへ、車いすから便器へ、便器から車いすへ、車いすからベッドへと移動させます。

1人の入居者をトイレで排泄させるために4回は持ち上げないといけません。

これを一晩に何十人と行うのです。 

1人の入居者をトイレへ連れて行き。排泄してもらっている間に、他の入居者のおむつ交換や寝返りを打たせ、

トイレに戻って再び排泄が終わった人の介助をしていると、ピーンポーンとナースコールで呼ばれます。

コールはスタッフルームまで行かなければ音を止めることが出来ません。

結構な音で鳴り響くので、早く止めなければ他の入居者が起きてしまいます。

特に、認知症の方に起きられてしますと後が大変なので、大急ぎでコールに出て音を止めなければなりません。 

「ちょっと待っててね」と介助を途中に走っていきます。トイレ介助のコールでした。

早くこちらの方に行かなければ漏らしてしまいますが、介助途中の方を待たせているのでそちらを優先させます。

ベッドへ寝かせて大急ぎで次の人のところへいくと、おぼつかない足取りで歩く人の姿が見えます。

先ほどのコールの音で起きてしまった認知症の方が徘徊を始めています。

そちらも早く居室へ戻さなければいけませんが、トイレが先です。 

便器に座らせてから徘徊の方を探します。

するとピーンポーンとナースコール。
大急ぎでコールを止めに行く。

「要件は寝返りを打たせて」寝返りを打たせるために居室へ行こうとすると、「出ていけ」と怒鳴り声。

慌てて声のあった居室へ行くと、徘徊されていた方が他の部屋に入って怒られている。

怒っている人をなだめ、徘徊の方をなだめながら居室へ向かっている間にまたピーンポーンとコール。

 「あああああ!!もういい加減にしろよ。

順番に回るから待っててよ!!」と心の中で何度も叫んでしまいます。

 こちらが他のことをやっていても入居者にはこちらの都合は関係ありません。

今すぐやって貰いたいことが、夜では待たせることになってしまうのです。

 これでは夜勤でのサービスの向上はあり得ませんね。

現在も医療行為の壁と、夜勤スタッフの人数は変わっていないようです。皆さんギリギリの状況で働いているんですよ

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2013.12.09 Mon l 介護職って l コメント (0) トラックバック (0) l top

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